鉄道小バザールとは、サラリーマンによる海外乗り鉄っちゃんの記録集です。
スクレ SECRE 12/1 08:00(08:20) | ポトシ POTOSI 14:20(15:50) | Bus Carril(レールバス) 立席 | Bs.25 |
ウユニ UYUNI 12/4 02:50(03:18 ) | ビジャソン VILLAZON 12:05(13:15) | WARA WARA DEL SUR 1564-17 |
Bs.118 |
Bs.1(ボリビアーノ)=17.3JPY(当時のレート) 注:スクレの駅は、正確には「エル・テハール(EL TEJAR)」駅 ( )内は実際の乗降時刻 |
乗車前日朝に駅散策
乗車が夜中になるため、駅散策は朝、ウユニ観光の前に済ませました。日中に旅客列車がないので、駅はまったりした雰囲気に包まれていました。
2時40分に列車が到着
ホテルを2時過ぎにチェックアウトして、暗がりの中、駅へと向かう。と言っても、歩いて2分ほど。駅には列車を待つ人で大賑わいで、指定席で慌てる必要がないにもかかわらず、気がせく。2時40分、20分遅れで列車がウユニ駅に到着した。
暗がりの中、28分遅れで出発
普通、チケットに記載されている号車番号は先頭から何両目だから何号車、的な意味合いだ。しかし、この列車は客車の番号そのものがチケットに印字されている。ワラワラ・デル・スール号は、週に2往復しかなく、その列車編成しか存在しないのでできる芸当だ。車体にデカデカと塗装されているので、ある意味、分かりやすい。
オルーロからの乗客が半分以上入れ替わる。降車客のかなりの割合がウユニ塩原観光に翌朝向かう人だろう。
程なく自分の座席を捜しだし、席に座る。運よく窓際の席だった。リクライニング角度も結構あり、暖房も十分利いており、快適。車掌から枕と毛布を受け取り、アルミのブラインドから少し顔を出して、窓外の駅の様子を覗き見る。3時18分、予定より28分遅れてウユニの街を旅立つ。
この列車は窓があくので、カーブの時も、ガラス越しの変な屈折がかからず、クリアな写真が撮れるので気分がいい。といっても、周りに迷惑をかけないようにしないといけない。暖房の車中に埃っぽい冷たい空気が入るからだ。
各車両の先頭部分にモニターがあり、DVD映画を上映している。エアーフォース・ワンという、かれこれ20年近く前の映画だ。ハリソン・フォードがスペイン語でしゃべっているのはご愛嬌。
トゥピザに到着して、駅の周りを散策
列車は35分遅れの9時10分にトゥピザに到着。30分ほど停車するようなので、駅の外に出てみる。チョリータさんと呼ばれる民族衣装を身にまとった先住民族の女性がいくつかの露店を出しており、なかなか賑やかだ。とはいっても何も買わず、ブラブラして時を過ごす。
荒野の中を土煙を立てて列車は走る。時折り、ペルーのアンデス高原鉄道の時のような風景にも出くわす。こちらも3500mを超えた高山鉄道であることには変わりないので、さもありなん。
1時間以上遅れて無事到着
視界を遮るもののない広い荒野をゆっくり進み、遅れを取り戻すことなく終着駅のビジャソンに13時15分に到着した。ビジャソンから3・4分タクシーに乗れば、ボーダー(国境)。つまりアルゼンチンは、すぐそこだ。
TICKETSBOLIBIAのホームページから予約が可能
オルロ・ウユニ間はチケットの確保が難しいと言われています。とりわけシーズン時にはなおさらでしょう。
現地の滞在期間が限られているうえ、駅といえども窓口の開いている時間が限られており、余計な心配・ロス時間を考えると、得策ではありません。バスもありますが、雨季には、時間が鉄道よりも読みにくいと言われています(おまけに、巷の情報では、悪路で有名です)。
ボリビア鉄道(FCA)のホームページhttp://www.fca.com.bo/index.php の左下に「TICKET ON LINE」というもっともらしいリンクページはあるものの、中断の表示が出るだけで、役に立ちません。
しかし、同トップページのEnlaces(リンクの意味)をクリックするとリンク集が出てきて、そこにある「TicketsBolivia
http://www.ticketsbolivia.com/train-tickets.php をクリックすると、それらしき予約サイトになっているではありませんか。FCAのホームページからのリンクなので、安全度はある程度保証できるだろうと、ダメもとで予約しました(PayPal経由で支払いのシステム)。
すると、Paypalからの返事とともに、Ticketsbolibiaからも、予約番号らしきものも明示して、メールが届きました。そして、出発直前の乗車予定1週間前に、チケットをスキャンしたJPEGデータがTicketsbolibiaからメールで届き、「プリントアウトして提示せよ」とのこと。無事、乗車することができました。英語のページもあるので、スペイン語よりも容易です。ぜひお勧めします。
オルーロ・ウユニ・ビジャソン間は週4往復しかない |
私が乗車した「WARA WARA DEL SUR」が週に2往復、姉妹列車の「EXPRESO DEL SUR」が週2往復しかありません。 |
列車待ちは駅前ホテルで仮眠を |